5月7日(日曜日)、『第140回 三丘パン研究会』に参加してきました。
この日は、大型連休の最終日とあって、参加者は少なめ。
しかし、パン研常連の方たちばかりで、サクサク パン作りが進みました。
先ずは、石窯の火入れから。
ダッチオーブン用に 豆炭にも火を点けます。
それぞれの場所で、それぞれのパン作りがスタートです。
今回の私のパン生地はこちら↓
実家の『
農家レストランたぬき』で販売されている、たぬきのおばさんこと 実母の手作りにんじんジャムを練り込んだ生地と 小松菜をミキサーにかけて、そのジュースで捏ねあげた生地。
故郷の周南市鹿野産の玄米粉を混ぜた生地と、これまた実母手作りの 鹿野産の筍の煮物。
10時スタートのパン研に間に合うように、生地は前日に ホシノ酵母で捏ね、一晩ゆっくり発酵させました。
なので、一次発酵は、十分。私のパン作りは、分割から はじまります。
少し、ベンチタイムをとって(生地を休ませて)から、成形です。
玄米粉の入った生地を楕円形にのばして、筍を巻き込み、半分にカット。底を少し残しながら、輪切りにして 左右に生地を振り分けて形を整えると.....
筍のイメージなんですが、筍に見えるかなぁ?
にんじんのジャム入りの生地に 小松菜の生地をくっ付けて、切り込みを入れると.....
こちらは、かわいい『にんじんパン』になりました。
どちらも、発酵器に入れて成形発酵させます。
発酵を待つ間に、ピザが焼き上がりました。『オイルサーディンとアスパラガスのバジルソースのピザ』
三丘産、自家製のアスパラガスは味が濃くて、爽やかなバジルの香りに良く合います。今日は人数が少ないので、ピザも大きなカットで、いただきます。ψ(`∇´)ψ
高橋先生が『パーネトスカーナ』と言う 塩無しパンを作られていました。
昔、塩が貴重な土地で焼かれていたパンだそうなのですが、塩には味を付けると共に、生地を締める役割りもあるので、前日から 全材料の一部の粉と水、少量のイーストを発酵させ、そこに残りの材料を合わせていく『中だね法』で作られた生地は、でろでろ〜。しかも塩味無しとあって、不味いだろうと高橋先生も想像しておられました。
しかし、ダッチオーブンで焼かれた 焼き上がりは、チャパタのようにもちもちで 意外と美味しい!
塩味が無いので、梅干のペーストを塗っていただきましたが、香ばしい皮ともちもちの食感はお餅にも似ています。
↑この日のメインディッシュ!
『萌え断』と言われる 具沢山サンドイッチ。全粒粉入りの食パンは、しっとりときめ細やかで、具との馴染みが良く、それでいてしっかりと存在感のある味わいのあるパンです。
↑そして、この日のデザート!
小さいタルトみたいに焼いたパンの上に、マスカルポーネと蜂蜜漬けの苺をトッピングして、エスプレッソのソース。甘さ控え目、ジューシーな味わいは、大人のデザートです。
胡桃とレーズンのパン。鉄板の組み合わせですが、ふわふわ生地にふんわりシナモンの香りが、優しい気持ちになれるパンでした。
金時豆の豆パン。新茶と一緒に食べたい。( ^ω^ )
定番のフォカッチャも、オリーブオイルがキラキラして いつもより美人さんかも?!
あと、うっかり写真に撮り忘れていたけれど、中だね法で作られた『丸パン』もありました。
この日も、同じ山口県産小麦粉『せときらら』を使って いろんなパンを焼き、その多様性や具材との相性の良さに感心感動しましたが、このパンこそが『せときらら』の粉の味わいをストレートに伝えてくれる、シンプルながら旨みのあるパンでした。( ^人^ )
『筍パン』『にんじんパン』はこんな焼き上がりになりました。
筍の食感、にんじんと小松菜の味のする子どもにも食べやすいパンだと、皆さんにもご好評いただきました。
『にんじんパン』は、5月20、21日に開催される『
鹿野市』で、『子たぬきのパン』にて 販売する予定です。
サクサク作って、パクパク食べて、この日は13:30頃には、ほぼ全てパンが焼き上がりました。
毎回『三丘パン研究会』の会場となっている 徳永さんの工房を 近く改築工事することになっているので、中の機材や食器をみんなで運び出しました。
改築工事には2ヶ月ほどかかるそうです。
なので、次回の 6月3日(土曜日)のパン研究会では、パンは焼かずに 麦の刈り取りをされるそうです。
みんなで、自宅で焼かれたパンや 手作りのおにぎり、地元の食材を使ったお惣菜を持ち寄りしよう!と いつものパン研 とは違った趣向ですが、こちらも楽しそうです。
ご参加の方は、マイ鎌をお持ちであれば、ご持参くださいませ。
パン作りはちょっと...と言われる方も、農業初心者の方も、参加しやすいと思います。
こちらでパン研の様子やお知らせがわかります。→『
三丘パン研究会フェイスブックページ』